まなぼうや通信

 

自然と遊ぶ「バード・サンクチュアリ」


コンビナートの一角にある、地球にやさしい自然保護への取り組みを進めるためにつくられた施設を紹介します。

野鳥の聖域
 四日市市のコンビナートを形成する工場内に面積5,700uの大きな池があります。都会では全国的にも珍しい天然の池です。この辺りは雨池町という町名が残っており、その地名が表すように雨が降ると水はけが悪く池が出来る湿地帯でした。雨池の名残である大きな池を利用して2002年4月「味の素東海 バード・サンクチュアリ」が開設されました。
 


野鳥の楽園の大きな池

工場内にある珍しい野鳥の楽園です。池の周り 7,000uほどの敷地には樹木と草が生い茂り水辺の自然が保たれています。渡り鳥の越冬地、中継地でありカモ類をはじめ多数の野鳥が訪れ生息密度も高く野鳥の楽園を形成しています。

青さぎ
ま鴨(味の素東海 バード・サンクチュアリHPより)

 トンボやチョウなど昆虫の種類も豊富で特に珍しいチョウトンボ(蝶のようにふわりふわりと舞うトンボ)など希少な昆虫の生息地でもあります。
  植物では貴重な螺旋藺(らせんい・イグサ科)が保護されています。自然池が減ってきた今日この頃ですがここでは菱(ひし)の実も見られます。

螺旋藺(らせんい)
蝶とんぼ(味の素東海 バード・サンクチュアリHPより)

観察施設
 池沿いにあった物置を改装し観察舎として活用しています。内部には望遠鏡、双眼鏡、机、椅子など観察設備が多数用意され、ゆっくりと観察できる環境が整っています。


観察小屋

 池の周囲は、従業員の出入りも制限し、人影を遮るため多くの木々が植えられ、年間約 50種類の野鳥が訪れます、餌付けしていない自然の状態が保たれています。森ではサギの巣作り、子育ての様子なども観察でき、夏は水面を睡蓮の花が彩り、秋は木々の紅葉が見られます。また、ライブカメラが設置されていますので、味の素鰍フホームページでバード・サンクチュアリを楽しむこともできます。

鳥たちを木々を水面を眺めながら自然との共生を考える機会を持ちたいと思います。
見学は、月〜金曜日、団体(20名以上)のみ受付で予約が必要です。

観察できる主な生き物

サギ類   アオサギ、ダイサギ、アマサギ、ササゴイ
カモ類   マガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、コガモ
水鳥    カイツブリ、カワウ
水辺の小鳥 カワセミ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ
林の小鳥  シジュウガラ、コゲラ、ヤガラ、メジロ、ウグイス、モズキジバト、ヒヨドリ、ムクドリ
小魚    鯉、鮒、メダカ
昆虫    チョウトンボなどのトンボ類、
植物    菱(ひし)、螺旋藺(らせんい)などの植物

履歴
 
2002年4月  敷地内の天然湖沼をボランティア主体で整備しバード・サンクチュアリとして開設
  2003年1月  参議院環境委員会視察 (環境改善された四日市コンビナートの象徴として)
  2003年5月  環境省・(財)日本鳥類保護連盟主催 「野生生物保護功労者表彰」受賞
  2003年7月  「三重県環境功労賞」受賞

問い合わせ

〒510-0885 三重県四日市市日永1730
味の素(株)東海事業所内 Tel.059-346-0111
http://www.ajinomoto.co.jp/company/kankyo/bird/bird.html

 

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