まなぼうや通信


古文書の世界へ〜 解読グループ「滴(しずく)の会」


博物館などに展示されている古文書を見て、「読めたらおもしろいだろうな〜」って思われたことはありませんか?「滴の会」では、県内外に伝わる中世・近世の古文書の解読を楽しんでいます。

滴の会
 四日市市文化会館で古文書セミナーが行われ、その後受講生達で、平成11年に結成しました。
 会員は、四日市を中心とした北勢地域に住む40〜80代の32人です。男女比は半々です。文化会館で、第二・四火曜日の午前10時から11時30分に活動しています。会費は、会場費、資料のプリント代などに充てられます。
 一般的には、先人が残した歴史や文化を伝える文字資料が古文書で、多くはくずし字で書かれています。5〜6名の班に分かれて、和やかに勉強しています。
 わからない部分は教え合い、最後に全員で内容を確認し合います。書き手によって字の崩し方が違うので、解読に長く携わっている先輩から教えを受けたり、辞書で調べたりしながら、徐々に読めるようになるそうです。

班に分かれて解読をすすめているところです。真剣に、でも、とても楽しんで取り組んでいる会員の表情からは、充実感が感じられました。

会員の声
・長い間学ぶことによって知識を得、掘り下げて、多角的に解釈をして考えるようになりました。
・自分で調べた事や得た知識を、教え合ったりしながら解読を進める、この会の人間関係がすばらしい。
・当時の生活など人々の様子が見えてくると、タイムスリップしたような感じを受けます。
・昔の人の偉大さ・知恵・規律などを教えられます。
・先輩方が一生懸命に解読をしようとしている姿勢に感銘を受けました。

全員で解読のチェックをしているところです。学生時代の授業風景を思い出しました

成果
 「滴の会」のプロジェクトチームが、約一年をかけて、川越町の大塚家の古文書を、現代人でも読めるよう、読み下しと注釈をつけて、今年5月に出版しました。内容は、桑名藩からのお触書などで、江戸時代の農村の生活実態を知るうえで貴重な歴史資料だそうです。
 いい仲間と出会い、知恵を出し合い協力しながら、興味あることにチャレンジしていけたら、こんな素晴らしいことはないのではないでしょうか。


一年間の努力の成果です


問い合わせ:「滴の会」会長 岡田 香代子           
         〒510-0942 四日市市東日野町1288-63(葉書で) 

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