まなぼうや通信

 

彫り出す美・伊勢型紙

絵図そのものを楽しむ伊勢型紙。小さい物は30分ほどで完成しますが、1年がかりで大作に挑戦される人も。「月1回の活動日が楽しみ」「何をさしおいても、出席する」という伊勢型紙が大好きな方たちの集まり、「鈴桜会」を紹介します。

伊勢型紙の始まり
  その昔、白子の子安観音(現在の鈴鹿市寺家町)の近くに住んでいた久太夫という老人が、お寺の不断桜(四季桜)の虫食い葉に目を留め、家に持ち帰り、紙の上に置いて小刀で切り抜いたのが始まりと言われています。
  鈴桜会の名は、このいわれにちなんでいます。会は三重県が開催した、みえ長寿大学11期生の卒業時の発足で、8年の歴史があります。

型地紙と小刀
  型紙に使う紙は、柿渋が塗られたこげ茶色の和紙(型地紙)ですが、99%が白子地区で生産されています。
主な彫り方は、幅3ミリほどの小刀を垂直に立てて彫る突き彫りと、半円の小刀を突き刺し回転させて穴を開けるきり彫りです。
  作品が完成すると、自宅に飾って楽しむほか、人にあげて喜んでもらっていると、伺いました。

小刀・キリなどの道具

活動
  第4水曜日に、なやプラザに集まり、男女約20人の会員が和気あいあいと好きな図柄に挑戦しています。現在、特定の指導者はいませんが、20年ほどの経験のある会員もいて、お互いに助け合ったり意見を交換されたりするそうです。脳梗塞で左手がやや不自由になられた方も、リハビリにもなると頑張っていらっしゃいます。

活動風景

作品発表
  作品は年1回、「みえ長寿三泗連絡会作品展」で発表されます。今年は2月20日から22日の3日間、四日市市文化会館で、開催されました。
  伝統的な小紋調の柄やカラフルな作品、また型紙を使った行灯など、新しく挑戦をした素晴らしい作品が多数展示され、日ごろの会員の精進を目の当たりにすることができました。

作品展示

  作品展では見学者の「体験彫り実習」も実施され、会員の協力のもとに、ミニ色紙大の素敵な作品が多数出来上がりました。

作品展における体験実習


作品を制作中

美術工芸品としても、高く評価されている伊勢型紙。

みなさんも「職人の技」に挑戦してみませんか!!

問い合わせ:
   水谷  Tel. 059-346-0098

戻る