まなぼうや通信

美しい色に魅せられて 「硝子絵 さわらび会」


硝子絵(がらすえ)は平板な透明ガラスの裏側に絵を描いて、それを反対側から鑑賞する絵画です。濡れたような美しい色彩と透明感、それでいて温かみのある硝子絵に魅せられて楽しんで描いておられる「さわらび会」を紹介します。

「硝子絵 さわらび会」について
 平成19年、硝子絵教室の指導者、"崑ろん"こと小池重義先生(元四日市市立病院副院長)が他界されました。
  その後、教室で学んでいた人たちが、これからも続けたいと、先生の残された作品を手本に、お互いに教え合い、亡き先生をしのびながら描いておられます。 
  会員は、現在8人。毎月第2、第4水曜日の午前10時から「硝子絵ギャラリー崑ろん」で和気あいあい楽しんで作品作りをされています。


時々裏返しながら描き進めます

硝子絵とは
  16世紀に東欧で盛んになり、日本には江戸時代に伝わったと言われています。ガラスの裏側から絵を描き、反対側から見るため、通常描く絵の最後の部分から描き始めます。修正はできないので、まず頭に完成図を想像し、描く順番を組み立てます。
  材料は板ガラスと油絵用絵の具。顔を描く時は先に肌の色を下塗りします。それが完全に乾いてから目や口を、先のとがった器具(目打ちや各自工夫した手作りの道具)で下塗りをはがして細い筆で描き入れます。
  下塗りが厚いと欠けたりはがれたりするので神経を使うようです。それに見る面の裏側から描くので左右や着物の衿合せ、文字なども注意が必要です。
  塗った色が完全に乾かないと次の色を重ねることができないので、二つの作品を平行して描くことが多いそうです。完成には3カ月から半年ほどかかります。


製作中の作品「祝い酒」(左)と油絵用絵の具・道具     
 

硝子絵を楽しむ
  硝子絵の色彩はどれも澄んだ美しさです。まるでビー玉を見ているような透明感が際立ちます。また、絵の具を塗った面は、ガラスの裏側にあって密閉されるため劣化せず、美しさが保たれるのだそうです。作品はほとんどが小品で額装との組み合わせも楽しみの一つのようで、陶板の額に入れられた作品が多く見られました。
  平成20年4月には先生の「一周忌追悼記念師弟合同作品展」が開催され、多くの人に見ていただきました。


あじさい


つゆくさ

ガラス絵ギャラリー 「崑ろん」

先生の作品が常設展示されています。
四日市市浜田町3−5

月曜休館 入館料 無料
開館 10:00 〜16:00

    平成21年 展示企画


     4月〜6月  春の花物語
     7月〜9月  初夏の香
     10月〜12月 ふるさとの風景

 

 

問い合わせ  硝子絵ギャラリー「崑ろん」 
          Tel.059-352-2537

 

戻る