まなぼうや通信

自然を守る自然観察指導員

今年10月に名古屋でCOP10(生物多様性会議第10回)が開催されることになり、自然保護の気運が高まっています。自然観察指導員で、日本野鳥の会会員の安藤さんと地元の海蔵川中流域を拠点として自然観察活動をされているグループ海蔵川探検隊“うみくら”の尾畑さんををご紹介します。

海蔵川中流域

  主に代官橋(だいかんばし)から御館橋(みたちばし)の間の海蔵川中流域は市街地の近郊にもかかわらず、まだ豊かな自然が残っています。貴重な動植物が生息し、複数の希少種の存在も確認されています。
 2月半ば、曇り空の下、安藤さんと 尾畑さんは、今年5回目となる「海蔵川中流域の鳥類の越冬期調査」を実施されました。
 防寒着、マスク、手袋をつけていても凍えてしまいそうになりながら、小さな生き物たちをおびやかさないように調査をされ、そのお邪魔にならないようにまなぼうや記者も同行させていただきました。今回はキンクロハジロ、セグロセキレイ、ムクドリ、カイツブリ、バンなど約20種の野鳥を観察することができました。

自然観察指導員

  日本自然保護協会が毎年全国各地で10数回開催する講習会に参加して、昼は野外実習、夕食後に3時間の講義を受ける2泊3日の全日程を修了した後、登録申請をすれば指導員になることができます。
  日本自然保護協会は2005年から“モニタリングサイト1000”里地調査の実施に取り組んでいます。“モニタリングサイト1000”とは、100年にわたって同じ方法で調べ続けるサイトを全国に1000カ所程度設置し、自然環境の変化をとらえようという環境省のプロジェクトです。安藤さんは海蔵川中流域の生物多様性の変化を調査し、その結果を環境省に報告しています。
 安藤さんと尾畑さん

海蔵川探検隊・うみくらの主な活動
 ・自然観察会の開催
 ・野鳥観察会の開催
 ・子どもたちが川と触れ合う海蔵川の生き物観察会の実施
 ・三重県水産商工部水産資源室「みえのうみ」との協同定期調査(年4回) 

海蔵川中流で見られる野鳥たち

 ホオジロの道楽部屋(安藤さんのホームページ)より

カワセミ キンクロハジロ
キセキレイ セグロセキレイ

いのちを守る
 便利さを追求するあまり、私たちは他の生き物の生態系を壊していないでしょうか。畦(あぜ)をコンクリートで固めることにより土の中のいのちを奪い、それを食べる昆虫の食べ物を奪い、昆虫を食べる野鳥の食べ物を奪い、より強い生き物の食べ物になる食物連鎖を断ち切っていないでしょうか。
  美しい自然をこれからもずっと残していくために、私たちは小さないのちを守っていかなければなりません。

問い合わせ 安藤さんTel 059―331−8683
        尾畑さん Tel 059―333−1287
        ホームページhttp://www.geocities.jp/umikura17

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