まなぼうや通信

 

 高角町にある鎮守の森、神前神社  お祭りの際にはここで演奏が行われます

雅楽を奏で続けて〜鳳鳴社♪♪

 
左側にある社務所が練習の場です               神社側から見える水田

雅楽は、1,200年以上の歴史をもつといわれている日本独自の古典音楽で、現存する合奏音楽としては、世界最古と言われているそうです。「鳳鳴社(ほうめいしゃ)」は高角町の方々によって明治42年2月に設立された雅楽グループで、約100年間受け継がれてきている調べを、地元の行事などで演奏されています。

鳳鳴社
  男性11人、女性1人、40〜80代の方々で構成され、雅楽を演奏をされている方は楽人と 呼ばれます。専業の楽人ではなく、全員が職業をお持ちです。女性の楽人が2人いらっしゃったのですが、1人が遠方に引っ越され、現在は紅一点で頑張っていらっしゃいます。短い方で2年、長い方では約60年楽人を務めていらっしゃいます。代表者は岡本久郎さんです。

鳳鳴社のメンバー 前列左より 大森捷治さん 内田美久さん 坂下照夫さん
             中列左より 加藤健蔵さん 山腰恵利子さん
            後列左より 毛利義博さん 加藤貞幸さん 中村清和さん

 

練習

  神前(かんざき)神社の社務所で、第2・4水曜日の午後7時30分〜9時30分に行われています。結成後30年間くらいは年輩者が口伝(くでん)という形で、雅楽を伝承してきたのですが、その後は、毎年夏に開かれる多度神社での講習会で、伊勢神宮の楽士から、北勢地区の楽人たちと二日間学ばれています。

   

社務所での練習の様子  太鼓に合わせて龍笛・笙との合奏 


楽器

  こちらで使われている楽器は、打楽器の、太鼓・鉦鼓(しょうこ)・鞨鼓(かっこ)、管楽器の龍笛(りゅうてき)・笙(しょう)・篳篥(ひちりき)です。笙
は天、龍笛は風、篳篥は地の音を表すといわれ、遠くまで響くように作られています。笛類の楽譜はそれぞれが特殊で、楽譜が読めるまでにおおよそ2年、音が出せるまでに2年から3年かかるといわれています。雅楽では、西洋音階にはない音もあるということで、先人たちの音に対する感性の豊かさが、それを耳にした私たちに、安らぎや、懐かしさを感じさせてくれるのでしょうか。
 
演奏の際に着る衣装や楽器は高価なもので、扱いには気を付けられておられます。

   
笙 演奏も手入れも難しい楽器です     雅楽の楽譜のひとつ

              

     
鞨鼓 リズムをとるのに欠かせない楽器です      篳篥 小さくても遠くまで響く楽器です

演奏の場

  毎年1月1日の歳旦祭、春の大祭(3月第1日曜日)、秋の大祭(10月第1日曜日)、新嘗祭(11月23日)に、神前神社で演奏されます。地元の文化祭、寺院落慶法要での稚児行列などでも演奏されます。レパートリーは十数曲あり、長時間の演奏の場合は、楽人が交代しながら務めるそうです。式典などの演奏を終えると、日ごろの練習の大変さも忘れて、充実感を感じられるそうです。

   
   
山の神への演奏                     地区文化祭での演奏  H20年11月2日

 


春の大祭での演奏の様子 その1 拝殿にて H22年3月7日

                                                     

                     春の大祭での演奏の様子 その2  


                  
春の大祭での演奏の様子 その3

 

四日市市でのその他の雅楽の社中

  四日市市では「鳳鳴社」の他に、地元の方によって雅楽が伝承されている地区があります。水沢地区の足見田神社、三重地区の遠保(とほ)神社、川島地区の神明神社・川島神社、塩浜地区の海山道神社、羽津地区の志で(で=氏の下に一と書きます)(しで)神社などで、それぞれの地区の行事に合わせて、雅楽の演奏が行われています。

川島神社での祈念祭の様子 H22年3月7日

                   神明神社の楽人 川島地区 H22年3月7日

身近な所で 皆さんも雅楽を楽しんでみてはいかがでしょうか。


問い合わせ先
毛利義博 Tel 090-2137-6606


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