まなぼうや通信

       

  難しい語句を楽しく読み解く 「米欧回覧実記の会」

「米欧回覧実記の会」、見るからに難しそうな名前だな… と、おそるおそる市立図書館3階会議室に取材に伺うと、事務局を務めておられる山内さんが、取材のための時間をとってくださいました。

「米欧回覧実記」ってなに?

 1871(明治4)年から1873(明治6)年にかけて、米欧12カ国を歴訪し、各国の制度や文物の調査研究にあたった岩倉具視を特命全権大使とする使節団の公式報告書のことです。1878(明治11)年に久米邦武の編集によって刊行されました。今では現代語訳されたものが書店で入手できるそうです。

 岩倉具視って、懐かしい500円札の人。あの険しい表情を思い出し、ますます難しそうじゃないの!と不安になりながら、インタビューを始めました。

設立の経緯

 まずは、設立の経緯を山内さんからお聞きしました。
 きっかけは、岩倉使節団の旅を追体験するツアーに参加したことだとか。
  なにしろ使われている語句が難しい、明治時代初期に書かれた「特命全権大使米欧回覧実記」という書物、この本をひも解いて先人たちの国づくりへの洞察力を学び、今の時代を考えていくサークルを誕生させたいという夢を抱いていた山内さんは、四日市青年会議所の賛同を得て1997年6月17日、岩倉使節団に関する研究、著作をされている泉三郎先生を招いて講演会を催すことから始めました。
  講演会には40人が聴講に訪れて盛況だったものの、サークルを立ち上げるとなると、文字アレルギーのためか敬遠されて思うように進みません。
  そこで、泉先生の助言で、難解な文章を読み解くためのアドバイスをお願いする国語の先生を探すことになり、メンバーの楠さんの紹介で、元皇學館高等学校校長の林潤一先生を会員兼講師に迎え、1998年4月26日に第1回読書会をスタートさせることができました。
  それ以来、林先生を講師に2カ月に一度の読書会、旅行会・親睦会などを開いて活動を続けています。

会員の感想

○ 学校で学ばなかったことを学ぶことが面白く、何となくやめられなくなりました。
○ 今の日本に比べて、昔は情に厚く、しっかりした考えがあって、誇れる国だったんだと分かりました。
○ 経済のことでも、学ぶべき点があると思いました。
○ わたしにとって、頭の体操になっています。
○ あの「坂の上の雲」を読んで、その時代に興味をもちました。
○ 昔の人の考え方、会の諸先輩のお話は、今後に生かせることが多いと思います。
○ 人と人との関わりなど、いろいろと参考になります。
○ 歴史や過去のことを知ることによって、新しいことの参考になります。
○ 機会があって、米欧回覧の追体験をする旅行に参加しました。感慨深かったです。
○ 日本が大きく変わろうとしていた時代に、諸外国にどんなことを学ぼうとしたのか、子どもとの会話のきっかけになります。
○ 先人たちの立派な活動に魅力を感じました。

お誘い

 この日は、林先生がお休みのため、関連するビデオを視聴して学習し、意見交換などが行われました。
 取材させていただく前と後では、まったく印象が違って、何か面白そう… という感じに変わりました。興味のある方、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

活動

平成22年度の開催予定:7月25日(日)、9月26日(日)、11月21日(日)
いずれも 午後1時30分 から 4時30分
市立図書館 3階会議室、
年会費 5,000円

問い合わせ先

米欧回覧実記の会事務局 西新地15‐1 山内道夫 
Tel. 059‐352‐5647

E‐mail:cha‐chan@m5.cty‐net.ne.jp

 

 

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