まなぼうや通信

 

守りつなげる里山の景観

 春の訪れと共に、各地から桜の便りが届きます。四日市市の名所となった川島地区「鹿化川の千本桜」を守る活動をされている方にお話を伺いました。

会の結成と名称の由来
  「鹿化川の清流と千本桜を守る会」といいます。
  昭和50年中ごろに「川島地区老人会」の皆さんが子どもだった頃の景観を取り戻そうと相談をし、昔懐かしい里山にと鹿化川の両岸に桜の苗木を植えたことが始まりです。きめ細かい手入れと愛情を持って育て、毎年植樹をして本数を増やしてきました。
  しかし、老人会の高齢化と会員数の減少に伴って平成8年に発足した「鹿化川の清流と千本桜を守る会」に引き継がれました。会員は現在126人、年代は主に50歳から70歳ぐらいの人が活動しています。


第14回鹿化川「さくら祭り」(平成22年)

年間スケジュールの紹介 
(1)鹿化川の除草作業(年2回) 3月、8月
(2)桜の木の剪定作業1〜2月(天狗巣病の枝を切る)
(3)害虫駆除(年2回)5〜6月、7〜8月
(4)クリーン活動(随時)空ビン、空カン拾い
(5)花壇(あじさいの花)作り 4〜5月
(6)その他
   ・「鹿化川さくら祭り」の開催
   ・桜の苗木の里親を募集「里親制度」
   ・ビオトープと蛍の育成

 両岸の桜がきれいに咲きそろいました
 朱塗りの橋がマッチしています

清流を守るため定期的に
竹炭を投入します

活動の魅力について
  地区の皆さんとワイワイガヤガヤと楽しく作業を行います。桜の剪定や手入れを、地区在住の庭師さんの協力を得て共に活動しています。会員が技術を会得し“技術の伝承”につながってゆくのが楽しみです。功績が認められ平成7年に「日本桜の会」から表彰されました。
  最近は、蛍の育成にも取組んでいます。
  その昔、鹿化川にはゲンジボタルが飛び交い、夕涼みに多くの人が訪れたそうです。蛍の乱舞を取り戻すための活動として、エサとなるカワニナ、巻貝の放流、環境の整備など蛍の育成に努めています。川に落ちた桜の枯葉はカワニナのエサとして大切なものだそうです。
  また、運がよいと清流の宝石と呼ばれるコバルトブルーに輝く美しいカワセミに出会うことができます。

マガモ

カワセミ (中川原 桂 撮影)

シデコブシ

シヨウジョウバカマ

将来に向かって
  桜、川、蛍を通じて人々が集まってくれるようになり、人の絆が深まり、人と人を結びつける場となりつつあります。この活動を継続していくためにも、若い方たちの入会を願っています。

 

ビオトープ

問い合わせ先
    川島地区団体事務局 Tel.059-322-3019
             (川島地区市民センター内)

 

 

 

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