まなぼうや通信


書に遊ぶ 「古布(こふ)に彩られた書」

皆さんは書道というと白と黒の世界を想像されることでしょう。日本のきもの(和服)の伝統的な色や柄と墨色とが一体となって、まるで絵画のような、古くて新しい書の美を楽しんでおられる書道グループをご紹介します。


蘇州刺繍の夏帯に中国の慶祝の言葉を   隷書

古布と書
  指導されているのは、この組み合わせを考案された書道の米田瑞泉先生です。
  古(いにしえ)から受け継がれた和の布には日本特有の雅な色や柄があります。 そんな貴重な布に合った言葉や文字を墨で書いて作品に仕上げます。あくまでも「書」が主役なのですが、書だけで表現しきれない部分を布の色と柄によって、より芸術性が高められるのです。書道が和室、床の間だけのものでなく、洋間のインテリアとしても鑑賞されるアートになるのです。
  「布と書、どちらが先ですか?」との問いに米田さんはすかさず「布です」と。 時には書いてみたい好きな言葉や歌があって、そのイメージに合った布を探すこともあるようですが、それはなかなか難しく労力がいるそうです。まさに布と書の一期一会の世界が楽しめます。


先生の筆づかいに見入る  近藤文化センター教室で

書道の練習は・・・
 市内3カ所の教室で、大人25人、子ども20人が学んでいます。漢字(楷書、行書、隷書など)や仮名など自分の好みに合わせて自由に学ぶことができます。 米田さんの師である梅原清山先生(日展 参事、読売書法展 顧問)の主宰される書人社の競書に毎月作品を提出し、段位を取得されている方もおられます。
  2時間のおけいこは、基本の筆遣いから始め、お手本を見ながら練習を重ねます。手を添えてもらって筆の動きや力の入れ具合を教わります。大きな漢字を書く時など、筆がしっかり紙をとらえているとサーッと小気味よい音がするそうです。メンバーはみんな 「先生の字が大好き、古布を探すことも楽しい」 と話されます。


子どものころの着物に自詠の俳句を書いて屏風に   仮名

書人展
 作品は2年に1回「書人展」を開催して発表しています。今は、展示会で多彩な古布と書の組み合わせを見ていただこうと、次回 「書人展」 の作品制作に皆さん真剣に取り組んでおられます。
 下記の日程で開催されますので、みなさん一度ご覧になってください。


前回の書人展風景

                                                     
                             美しい作品の数々


次回書人展の案内

問い合わせ先:米田瑞泉(ずいせん)さん  Tel:059-337-2418

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