まなぼうや通信


日常の感動を五七五に 四日市川柳会


毎月発行される句会報「川柳よっかいち」 表紙を飾る俳画も会員の作品です

 「みんなして知恵を持ち合うまなぼうや」「暖かい言葉持ち寄るまなぼうや」… この取材で伺った折に、「まなぼうやで一句お願いできませんか」との申し出に、即座にいただいた句です。
  五七五 のリズムで人間をうたう詩、ちょっと笑えて、「そうそう」 と納得、そんな楽しい川柳の会をご紹介します。


なごやかな句会風景  

川柳とは…
  川柳は、五七五で綴られる日本の伝統短詩ですが、俳句のように季語や切れ字などの制約はありません。
  普段から私たちが話したり書いたりする言葉で、思ったこと、感じたこと、喜怒哀楽を表現すればよくて、五七五さえ守ればあとは原則として自由なのです。
  題材は、自然や時事など生活の中にいくらでもあり、豊富な人生経験は、まさに句材の宝庫と言えるでしょう。
  新聞や本をよく読んで、日常を観察し、発見や感動を素直に詠めばよいのだそうですが、思いや感情が読者に伝わることが大切なので、感情の揺れを見逃さないことが肝心です。 
  「誰にでもできそうで、誰にもできない句」 「心に響き、明日への活力になるような句」 が万人の共感をよぶ川柳となるのです。


四日市川柳会
  「四日市川柳会」 は、昭和46年に発足。以来、毎月1回、句会が開かれています。現在の会員は60歳から80歳代の30人(うち、男性は10人)です。会場は四日市市文化会館、指導は主幹の樋口仁さんです。
  句会に出された句は「川柳よっかいち」(昭和46年4月創刊、毎月第1日曜日発行)の冊子にまとめられています。平成24年2月号で、通巻492号となる歴史ある川柳会です。
 会員の中には、新聞の川柳欄や近隣の川柳大会に投句して入賞されたり、選者として活躍されている方もあります。


この日の席題と選者が発表されます

句会は
  2月の句会を見学させていただきました。この日の出席は20人(うち、男性7は人)。午後1時開始。まず、今日の席題 (当日に出される題) が 「角(つの)」 と発表されました。
  次に、宿題となっていた課題 「扉」 「メモ」 「揺れる」 の3人の選者(主幹、副主幹) が決められます。
  一人当たり、席題1句と課題各3句の合計10句を短冊に書いて投句、午後1時50分に締め切られます。
  選者が課題句それぞれに、秀句3句、佳句5句、入選句25区から27句の選をします。
  午後3時から、いよいよ句会のメイン披講、選者が課題句の入選、佳句、秀句(人、地、天)を読み上げます。
  このとき、自分の句が読み上げられると 「○子」 「○○男」 などと、姓でなく名前を大きな声で名乗るのです。
  席題の句は黒板に清記され、出席者が一人5句ずつ選び互選をします。読み上げられた句に点数が入るので一喜一憂。この時間が句会の醍醐味でもあります。
  この日の高得点の句は 「うちの鬼角にリボンをつけてます」 でした。


互選の点数が入れられます


席題「角」の句

 「川柳をしていると退屈をしない」 「あらゆるところにメモを置いて、句が浮かぶとすぐに書きとめる」 と、皆さん川柳が生活の一部になっているようです。         

問い合わせ先    樋口 仁さん  Tel.059-332-6028

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