まなぼうや通信


生涯学習の達人

“虫の達人”それは「天春明吉」さん

標本を前に熱く「昆虫やホタル」「自然保護活動の大切さ」を語る天春さん。 その“眼の輝き”は、青年そのものでした。

 今年の“飛翔する光るホタルの季節”は終わりましたが、ほぼ1カ月前の数週間、毎夜、西村町の彦左川には「ホタル博士」こと天春明吉 (あまがすあきよし) さんの姿がありました。 (1925年生まれ・中野町在住・NPO法人 四日市大学自然環境教育研究会理事)
 菰野町で生まれた天春さんは、近くの水田、畑、小川そして鈴鹿の山々を遊び場として育ちました。里山の真っただ中にあって天春少年は、その後の80数年の礎がここでできました。
  鈴鹿の山では、御在所岳“藤内壁の虫”であったこともあり、20歳代からは鈴鹿アルパインクラブに所属(会長)、毎週鈴鹿の山の登山ガイドやパトロールを自然公園指導員の仕事と共に遂行しました。(三重県民功労者認定 2000年)
  この時代の仲間と“昆虫(むし)の世界”の面白さを体験し、現在まで三重県の約1,000カ所のほか東海地方の昆虫に、そして洞窟の闇の中に蠢く虫も含めた調査・研究者として活躍されています。
  30年ほど前に三重県南部の洞窟で採取したヤスデは新種 「アマガスホタルヤスデ」 としてが学会から認定されました。昆虫に係わる著書 (共著) も主なものでも十数冊になります。
  そして今、ホタルを通じて 「自然環境保全」 の大切さを幅広い年代層にお話しされています。「一匹のホタルを持ち帰ると、翌年500匹のホタルが生まれない」 「ホタルは自然環境のバロメーター、水が汚れたら絶滅に至る」 「自然のままに発生するのが本来のあり方」 「昆虫の食物連鎖への配慮 (自然環境保全) が大切」 とこんなお話を親から子へ、子から孫へ継承されることを願って、今日も西へ東へ活動を続けておられます。

  天春明吉さん Tel. 059-339-0122

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