伝統芸能の奥深さに魅せられて… 四日市能楽連盟 

ユネスコの 「世界無形文化遺産」 第1号に登録された“能楽”は、室町時代から受け継がれてきた伝統芸能で、世界に誇るべき芸術・文化です。会員が、この“能楽”に親しむだけでなく、普及と後継者の育成に力を入れておられる 「四日市能楽連盟」(会長:伊藤巳代次さん) をご紹介しましょう。

始まり

  平成4年2月、わが国の伝統芸能である“能楽”を愛好する人たち180人あまりが集まって 「四日市能楽連盟」 が設立されました。
  中心になったのは、勤務先の“能楽クラブ”や“謡曲クラブ”などで経験された人たちでした。当時、企業などの福利厚生事業の一環として行われていた文化サークルに、後世に受け継がれるべき文化として“能楽”のクラブやサークルがあったのです。

現在の「四日市能楽連盟」

  「四日市能楽連盟」 は、現在、観世流や金剛流、鼓の幸清流など複数の能楽関連サークル、グループや、個人的にプロから習っている愛好者などで構成されていて、会員数は56人です。しかし、近年は会員の高齢化や家庭環境の変化などにより減っているのが悩みです。

 

“能楽”の魅力は…

  今回、毎週土曜日の午後に、近鉄四日市駅から約300m南の高架下にある浜田公会所で謡(うたい)の練習会をしている 「土謡会」 におじゃまして、代表幹事の芦田清吾さんと四日市能楽連盟 副会長の加藤愛郎さんに、“能楽”の魅力についてお伺いしました。
  お二人は、「“能楽”は、自分で演じることの楽しさだけでなく、源氏物語や平家物語… など、さまざまな物語に謡われている歴史や名所、旧跡などのことを学べる楽しさ、そして、物語の情景に自らの気持ちを合わせて謡い、舞うといった、日本人独特の感性によって培われ、磨かれてきた心情表現など、奥深い魅力にひかれます」 と仰っていました。


活動内容は…

  毎年6月、四日市能楽連盟主催の「能楽を楽しむ会」を開催しているほか、10月には 「三重の能楽まつり」 に参加、その他、国民文化祭 「能楽の祭典」 などにも積極的に参加しています。

 

  また、“能楽”の普及をはかるとともに、次世代に引き継いでいこうと、市内の中学校や高等学校を訪問して実施する出前授業 「中高生のための能・狂言教室」 のほか、「伝統文化こども教室」(文化庁助成事業)、「能楽鑑賞の手引」(四日市市委託事業) の企画運営などに取り組んでいます。“能楽”に興味のある方、ぜひご連絡ください。

問い合わせ先

  事務局 四日市市別名二丁目6-19  加藤愛郎さん  Tel. 059-331-7259

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