まなぼうや通信

 

心、息、動を一体に… 楊名時太極拳 さくら1教室

太極拳は中国の代表的な武術ですが、健康・長寿にも良いとされ、健康法として習っている愛好者が多くいます。桜町一色公会所で開かれている 「さくら1教室」 を取材しました。太極拳に興味を持って頂き、健康につながれば幸いです。

 一年に一度、資格審査がありますが、取材に伺った7月1日はちょうどその日でした。師範の平賀清美先生は、夕方7時頃、颯爽と胴着を着用されたまま現れました。「普段は私服なんですよ」とにこやかな笑顔です。

練習風景

  7時過ぎから指導者の方や受講者が集まってきます。挨拶や明るい話し声が飛び交います。
  7時30分、立ち姿から礼(両拳を下げて前に深く頭を下げる独特のポーズ)をして練習開始です。
  最初は身体を柔軟にし、血行をよくする準備運動を行います。両手の指の根元をまんべんなく回します。次に立ち姿を正しくし、呼吸を深くする運動が始まります。練習中は素足で行い、運動は神経を集中して静かに進んでいきます。
  次は一段錦の練習に入ります。前には、第一段錦 双手托天理三焦と書かれた大きな掲示物が下がっています。ふり仮名が付いていますが、中国語読みです。
  平賀師範の模範演技につれて、受講者全員が整然と運動を続けます。ひたすらに真剣な(目を閉じながらの人、一点方向を凝視しながらの人)練習を通じて、全員の気持ちが一つになっていく様子が感じられます。
  一段錦から八段錦まで続きます。ゆったりとして、手、頭、胸、胴、腰、両足が安定したいろいろな形の動作になって練習は続きます。全員が同じカリキュラムで練習を続けますが、習熟度によって動作も心の動きも違ってくるようです。心、息、動が一体になることを目指します。心70%、動30%と、心の動きが大切です。

資格審査

  練習が一段落したら休憩し、床に腰を下ろして身体を休めながら、審査の様子を見つめます。審査を受ける4人と指導者3人が演技を始めます。師範はじっと見つめています。採点などはなく、今までの修練を自己評価し、マスターしたと判断したら審査を受けます。資格は、初伝、中伝、奥伝、指導員、準師範、師範とあり、最短で11年かかるそうです。

教室の特長

  「皆さんが喜んで練習してくれることが一番うれしい」と平賀師範。受講者は 「自分が健康でいることを、家族が喜んでくれること」 と言っておられます。
  練習を通じて仲間を癒し、仲間から癒される良い関係ができています。見学・体験は、いつでも歓迎しますとのことでした。

開催日など

  さくら1/毎週月曜日 午後7時30分〜9時
  さくら2/毎週月曜日 午前10時〜11時30分
  さくら3/毎週木曜日 午前10時〜11時30分
  場所:桜町8737 一色公会所  会費:4カ月 10,000円

市民広場の太極拳 (はなみずきの会)

  近鉄四日市駅西の市民広場で、毎週日曜日の午前9時から10時まで (雨天中止)、楊名時太極拳が開催 (参加自由) されています。時間前には、自主的に「ゴミ拾い」を行っています。心が大きくなった証でしょう。体験してみたら、新しい世界が開けるかもしれません。


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