まなぼうや通信

 

眠っていた「たからもの」を」生かしたい! 平津郷土資料館

平津町をご存じでしょうか? 朝明川の水深が深かった頃、港があり、平地であったことから平津と地名がついたそうで、町域内には八風街道が通り、交通の便が良かったため、明治時代には八つの村の連合戸長役場が置かれました。現在の四日市市・八郷地区、その中心が平津町でした。そんな平津町にすごい郷土資料館があるということで、取材に伺いました。

資料館は2棟あります

資料館をつくろう!

 昭和45年に公民館が建設され、昭和48年11月に「くらしの歴史展」が行われました。昔の生活を知ることの大切さを再確認しようと、町民が展示物を持ち寄り、集まった数は300点以上にものぼりました。盛況だった「くらしの歴史展」の盛り上がりから、展示保存するための資料館を建設しようとの機運が高まり、町民全体の力でそれが実現したのです。

平津郷土資料館ができるまで 

  昭和49年11月、資料館完成。三岐鉄道から無料で借用した土地に、町民から譲り受けた、築100年の土蔵を移築。子どもから大人まで、町民の総力で完成させました。

管理運営に努力されている有志の皆さん

一つの町でつくり上げた郷土資料館

  市民の認知度よりも、むしろ全国での評価が高い資料館です。昭和54年、山川出版社から地方史研究協議会編 「歴史資料保存機関総覧」 が出版されました。三重県からは8カ所が取り上げられ、その中に平津町郷土資料館が入っています。四日市市立博物館ができるずっと前のことです。
  また、市の補助も無しで、一つの町でつくり上げ、維持管理されているのが最大の特長で、とても素晴らしいことです。

現在の資料館活動と将来の夢

  資料館の中には2,800点の貴重な展示品があります。有志で掃除など、館の維持活動を楽しみながらされています。大きな物として、昭和40年代前半まで行われていた石取り祭の山車や太鼓、鉦(かね)。虫送りに使っていた巨大な鉦。その他、たくさんの生活の品が展示されています。
  郷土資料館保存会のパンフレットを作り、平津の文化財などの見どころウオーキングマップも載せて “歩いてふるさとを感じよう” という試みもされています。


大きな鉦                            






民具の展示風景

これからの夢は…

  町の寺子屋のような存在として、昔の年中行事を再現したり、子どもたちに平津の昔の暮らしを伝えたりしていきたいと、皆さんとても熱心に語っておられました。
  途絶えてしまった石取り祭や虫送りを再現したい、との思いも聞かせていただきました。

資料館を基点に、のんびりと歩いてみては…

  羽津用水も豊かに流れている平津町には、ウオーキングコースもあります。平津町郷土資料館で昔の暮らしぶりに触れ、のんびりとこの地区を歩いてみるのもお勧めです。連絡をとっていただき、予定が合えば、資料館を開けていただけます。

問い合わせ先

  稲垣典昭さん Tel. 059-364-7191

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