まなぼうや通信

 

この道一筋

文楽を四日市市民に… 人見春代さん

 “文楽(ぶんらく・人形浄瑠璃)”は太夫、三味線、人形遣い(三業)の思いやる心で成り立つ演芸。みなさんに「思いやりの心」を伝えたいと2度目の公演招致を行う、四日市で文楽を見る会「弥生座」の人見春代さんにお話を伺いました。
 人との出会いが、あるものへの学びや興味に向かわせるという経験をお持ちではないでしょうか。今回ご紹介する人見春代さんは若いころ、当時の市民ホールで初めて文楽を観劇し、公演後の後片付けを舞台衣装のままで行っている演者を見て伝統芸能を身近に感じたそうです。
  このころ、海外への見聞を広げようとツアーに参加し、そこで知り合った美術商の方とのふれあいの中から、文楽の頭(かしら)を託され、また、別の海外ツアーで知り合った方を通して、文楽で重要な位置を占める、人形の髪結い(床山)さんとの交流が生まれました。こうした出会いとふれあいが、人見さんの文楽の道を開いていきました。

 

 また、大阪日本橋の国立文楽劇場で観劇するうちに、独学で学んだことや感じたことを演者が聞いてくれ、共感してくれたことで文楽への思いはより深くなって行きます。そして、平成25年3月に四日市市文化会館で文楽公演を行い、昼・夜2回の公演を満席にしました。
  人見さんは、文楽の楽しみのひとつを、太夫、三味線、人形遣いの各演者が三位一体の協調性を持って演じているところだと考えます。四日市市民の皆さんに文楽をご覧いただき、人形の容姿や衣装の美しさと共に、昔なら義理人情と伝えた、人を思いやる心を思い出していただきたいとも考えています。
  最後に、平成27年3月に文化会館で行う文楽公演でお会いすることを楽しみにしています。とのメッセージをいただきました。

問い合わせ先  
 四日市で文楽を見る会「弥生座」人見春代さん
 Tel. 059-351-2915 (AM10:30〜 火曜日休み)

 

編集後記

  平成26年度最初の発行となりました、「まなぼうや通信第31号」をお届けいたします。
  現在、まなぼうや記者の登録数は、16名。うち、4名が平成25年度に養成講座を受講された新メンバーです。新たな挑戦に、期待と不安を抱えながらも、先輩記者のサポートを得ながら、早速、取材から原稿執筆まで取り組まれ、見事にデビュー戦を飾っていただきました。
  私たち市職員が慣れないパソコンソフトの操作に四苦八苦する中、どのページも主担当となった方を中心に、皆さんで声をかけ合い、協力し合って総合力で仕上げていただきました。
  今後も、市民の皆さんの、知りたい、学びたいという気持ちに沿ったまなぼうや記者の視点を大切に、記者の皆さんとともに、さまざまな活動団体等の紹介を通じた学習情報の発信に努めてまいります。なお、次号は12月中旬発行予定です。(N&H)

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