まなぼうや通信

 

一生、木に遊んでもらっています。「木彫りあそび館」

自然からいただいた木材は利用しなければただの木切れ、人が手を加えることでもう一度、命が吹き込まれます。20数年前から付き合い始めた木彫り作品を地域の皆さんに公開している「木彫りあそび館」を訪問させていただきました。

これなんだと思う?

クイズの第1問です

 お話を伺っている中で四日市地域まちかど博物館「木彫りあそび館」黒川光雄館長(84)から私に問いかけられたクイズ第1問です。
  見た目には落花生の皮付き?手に取って振ってみるとなかで豆が動く感じが…。本物か???いやいやヒノキを材料にした彫り物なんです。本物そっくり、そして彫りの素晴らしさに驚いてしまいました。
  さて、黒川さんはどうして木彫りを始めたのでしょう。きっかけとなったのは黒川さんが60歳になったころ同年代の友人や知人が会社を定年退職し、第二の人生を送っている姿を見て、自営業(農薬販売業)を営む自分にはこれからどんなことができるのだろうかと考え、焦りや不安を抱いたそうです。

「木彫りあそび館」黒川館長

そんな折、取引のあるゴルフ場に商品納入に行ったところ、ゴルフ場内の作業場で獅子頭の木彫り作業を目の当たりにして衝撃を受けたそうです。
最初の手習いとして持ったことのないノミを振るい、一本の木材から見よう見まねで一枚の面を彫り出したときの喜びは忘れることのできない思い出となり、より木彫りの世界にのめり込んでいきました。
第一目標の獅子頭を彫り始めると、来店する人たちのクチコミで縁起物の噂が広まり、各地の神社・病院・商店などからの制作依頼が増加し、最終的に22体の獅子頭を彫りあげました。

すごいなぁ!よくやったなぁ!

クイズの第2問

 クイズ第2問はビワの木彫りに作られている蜂の巣は何で作られているでしょうかというものでした。
  円筒状ですから私はストローを思い浮かべたのですが、実は煙草のフィルターの紙の部分を集めたものです。
  獅子頭の制作を経て、仏像を彫りたいという意欲がどんどんと膨らんでいき、書籍をもとに独学で勉強されました。そして、木で作れるものは何でも作ろうという信念が芽生えたころ、人がアッと驚くようなもの、すごいなぁ、よくやったなぁ、どうやってできてるの?何でできてるの?と遊び心をくすぐるような創作もすばらしいと感じ、今日までやってこられたそうです。
  大作は難しいかもしれないけれど、これからも一生、木に遊んでもらいますと穏やかに微笑まれました。

 

お問い合わせ先


四日市地域まちかど博物館「木彫りあそび館」
  館長 黒川 光雄さん Tel.059-321-1682
  四日市市南小松町373-2(要予約)

 

 

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