まなぼうや通信

 

自然に生かされている自分を感じるスペースへ

現代に生活する私たちは、見失ったり、失くしたりしてしまったものがたくさんあるような気がします。
その中のひとつである「自然との関わり」について多くの人が関心を持つよう、自然観察会を続けている団体があります。国指定天然記念物「御池沼沢植物群落」を活動の場としている「よっかいち緑の会」をご紹介しましょう。

活動のきっかけ

 昭和58年に市民大学講座で四日市の自然を勉強した有志で何かやろうということになったことがきっかけです。当初は公園の樹木や街路樹に名板を付けたり、県内の巨樹名木の写真を市民文化祭などで紹介する活動をしました。毎年、市民を誘い森林浴に出かける活動を継続し、現在では、御池沼沢での草刈り、そして、御池沼沢の自然観察会や県内外での自然探訪等へと活動を発展させてきました。

自然観察会について

  自然観察会は毎年5月から10月まで月1回、年間では6回行っています。これまでに自然観察会は約31年間行われてきており、回数は250回を超えようとしています。「私たちはこの観察会を通して参加者の皆さんに、ここ御池沼沢の周辺で行われた開発事業によって自然が著しく変化し失われてきた事実と、絶滅に瀕している希少植物の現状を多くの人に知らせることを目的としています。そして、自然観察会に参加いただく方々には、まず自然の中に身を置くことで自然を感じてほしいと思っています。また、貴重な植物群落を保全し、保護する必要性を感じてくれるといいなと思っています。そうした小さな気づきが四日市市全体の自然環境を保全していくには必要な第一歩になると信じています。」と話してくださいました。


参加者に望むこと

  自然観察会に参加していただいた方々に、大変感謝されていました。また、「自然の本当の良さは一度観察しただけではわからないと思います。自然の季節ごとの移り変わりを肌で感じてほしいのです。私たちの観察会は5月から10月まで行っていますので、是非とも1シーズン通して参加していただくことをお勧めします。そして、希少植物を見るだけでなく、植物群落に身を置くことで私たち人間も自然に生かされているということを感じてほしいと思っています。」と話され、もう少し踏み込んでみてほしいということを強調されました。

最後に

  近年、小さな子どもをもつ親や、教師の中にもあまり自然に触れたことがない人が増えているように思います。次の世代の子どもたちに、自然のすばらしさや大切さを幼いうちから教えてあげることが必要ではないでしょうか。
  このままでは貴重な自然を次の世代に残し、引き継いでいくことは難しいこととなるような気がします。
  「私たちの会員は約30名ですが構成する年齢が高くなってきていますので、若い世代に自然と触れ合い、自然に関心を持ってもらえるように啓発活動を行って行きたいと思っています。興味をお持ちの方は是非活動に参加してください。」とPRされました。

問い合わせ先

  よっかいち緑の会
  代表・自然観察指導員
   石川  勝彦 さん  Tel. 059-321-0475

 

 

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